【半年引きこもり】20代INFPの5ヵ月ニート体験談【お金・生活大公開】

INFPを生きやすく

こんにちは。
INFPの携帯販売員、にはまそです。

今回は
「にはまその短期ニート体験談」
をお届けします。

私は、2020年1月1日から5月31日まで
5か月間のニート生活をしていました。
引きこもることで得たもの、感じたことがありましたので、その全貌をお伝えしたいと思います。

  • 今がつらくてしょうがないけれど、ニートになって大丈夫なのか心配な方
  • やりたいことがあるから仕事をやめて専念したいけれど、収入が無い状態が不安な方
  • 単純にニート生活に興味があってやってみたい方

の参考になれば幸いです。

※この5ヶ月間私は家庭教師をしていたので、厳密にはニートではありません。しかし、週1で2時間のみ働き、収入は毎月約1万円しかありませんでしたので、今回はニートとさせていただきます。

にはまそ
にはまそ

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「INFPさんが理想の生き方を
叶えるまで」
を応援する情報を発信しています。
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結論:短期ニートはオススメできる

できる状況とやりたい気持ちがあれば、
短期ニートはオススメです。

メリットは月並みですが以下。

  • ストレスから解放される
  • 追い詰められている状況から逃げられる
  • 何をしたいか、どう生きたいか、自分を見直せる

上記の点を求めてニートを目指す方も多いでしょう。しかし、やはりメリットだけとはいきません。ニート中には不安を感じる要素もいくつかあるので、その辺も含めて詳しくお伝えしていきます。

私がニートになった理由

私がニートになった理由は2つ。

①お芝居に挑戦したかった
②仕事を早くやめたかった

お芝居に挑戦したかった

1つ目の理由はポジティブ。

大学の頃、演劇サークルで一緒だった友人とは
大学卒業後も交流がありました。

月1くらいでZoom飲みをする仲で、
そのたびに「また演劇やりたいね」
なんて話をしていたのですが、あるとき
「Youtubeでお芝居をやってみないか」と誘われたのです。

最初はあまり乗り気ではありませんでした。自分がYoutuberになるということに実感もわかなかったし、できる気もしていなかったからです。

でも、ああしたら面白いよね、こうしたら楽しいんじゃないか、と想像しているうちに挑戦したい気持ちがどんどん湧き上がってきました。
好奇心は強い方だったみたいです(笑)。

けれど、二人とも、劇団に入ってガッツリやる
ということは考えていませんでした。
Youtubeを使って、自分たちのペースで
まったり進めたらいいよね、と。

思い返せばそれが何より甘かったですね。
覚悟も全くなく、どんな方針でやっていくかもちゃんと話さないうちにYoutuberの件は自然消滅。

元々会社を辞める目的だったはずの演劇は
退職後1ヵ月で頓挫してしまったのです。

しかし、それでも何も得られなかったというわけではありません。
クリエイティブ活動に魅力を感じるんだと自覚できたことは私にとっては大きな収穫となりました。

仕事を早くやめたかった

2つ目の理由はネガティブ。

ニートになった理由の比重は、1つ目の理由と比べてこちらの方が断然大きかったと思います。

にはまそは新卒でIT系の会社に入社。
その年は約110人ほど新入社員がいましたが、そのうちの1人として、期待に胸を膨らませていました。

駅直結のビルに、3フロアに分かれたオフィスを構えており、東京本社のほかに大阪と愛知にも事業所を持っていたことから、大きな企業なのだろうと思います。

そんな会社で、私は東京で3ヶ月研修を受けた後、大阪事業所に配属となりました。元々京都に住んでいたこともあっての配属でしょう。

なれない東京で過ごすより、京都に知り合いもいる大阪の方がいいかなと私も思っていました。

しかし、大阪での勤務は私にとって非常に苦しいものでした。

そう思う理由は、ひとえに人間関係
困ったことがあっても、相談できる相手がいなかったのです。

同期が誰もいない

上で書いたように、その年の新卒入社は約110人でした。

110人もいたはずなのです。

けれど、蓋を開けてみれば。

大阪に私1人。愛知の事業所に1人。
あとはすべて東京という配属バランス。

大阪事業所では、同期がいないどころか先輩もみな中途採用ばかり。年の近い人はおらず、完全に孤立。

近い立場で切磋琢磨する・愚痴を言い合う・雑談する相手がまったくいない状況というのは、思っていた以上に重くのしかかっていました。

友達がいるなら友達に話せばいいじゃないかと思うかもしれませんが、結局のところ仕事や職場の話は同僚にしかできません。
社外秘な仕事内容もあれば、職場の雰囲気を知っている人じゃないと伝わらない話もあるからです。

にはまそ
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しかし、同期がいないだけならまだよかったかもしれません。
同期がいなかったとしても、もし社内の雰囲気が良ければデメリットにはなり得なかったかもしれないと、そう思うのです。

派閥がバチバチ

大阪事業所内には、3つのグループがありました。
仕事上、プロジェクトを分けるためのグループだったのですが、この3グループ間の派閥争いが絶えない毎日。

誰と会話をしてても毎回「あのグループは……」
って会話になるのは一体どうなのでしょう。

入社したてでそんな陰口を聞かされる毎日。
今となってはわかりませんが、たった一人の新人を自分のグループに引き入れたかったのかもしれません。

しかし、毎日負の感情に当てられ、会社にどんどん嫌気が差していきました。社内で身近な存在である教育係の先輩や直属の上司でさえ、私を守ってはくれず。

せめて周囲の先輩や上司には、そんな派閥争いから守ってほしかったと、そう思うのはわがままなのでしょうか。

喋り続ける教育係と「正しいか」のみで判断する上司

一緒に働く人の相性って本当に大事なんですね。
周囲の人の影響は大きいんだと肌で感じられたのは、先輩と上司の存在があったからです。

まず、教育係になってくれた先輩は、
一にも二にも喋り続ける人でした。

偏見が混ざりますが、THE・関西のおばちゃんという感じ。こちらに一切話をさせず、自分が喋りたいだけ喋り倒す様はマシンガンのよう。
もともとグイグイ来る人が苦手だった私は、自分でもわかるほど萎縮していってしまいました。

今でもまだ、声の大きい人やひたすら喋る人には苦手意識が消えません。

一方で、上司はどこまでも正しい人でした。
彼の教えは「社会人として、一人の社員として正しいことをして、会社に正しい意見を伝えれば良くなるから」というもの。

正しいことをする。間違ったことをしない。
とても正しい考え方だと思います。

にはまそ
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しかし、あなたはそんな人に相談しようと思えるでしょうか?

こちらが「こう思っている、感じている」と伝えてもそれは正しいかについて答えが返ってきます。

何を言っても、気持ちに焦点を当ててはもらえず正しいか否かのみ。

もしかしたら、仕事という面では
それが当たり前なのかもしれません。
甘えるなと言う人もいるのかもしれません。

けれどINFPの私には、正しさという評価基準がどうにもしっくり来なかったのです。

どうせなら気持ちよく仕事をしたい。
もちろんそれで他の人が気分を害するなら
我慢するなり別の方法を取るなりしたい。

でも「正しいかどうか」だけで、
そんな窮屈な環境で生きていかなければならないの?

私は正しくある自信はありませんでした。
だって変わった人として今までも生活していたから。にはまその考え方は、たぶん他の人にとっては間違いなのだろうと思っていたから。

上司の自衛手段・社会人としての生き方は、
私にとっては首を絞める鎖のようでした。

先輩と上司にも相談できず、私は職場や仕事について抱えているモヤモヤを誰に伝えればいいのかわからなくなってしまいました。

仕事内容は嫌いではなかったものの、一刻も早く立ち去りたい。このままじゃ危ないと漠然と感じていました。「何が」かはわかりませんが、ただ漠然と。

恥ずかしながら、この時の私は
自分を苦しめる呪いに首を絞められていた
と思います。

どうにかして今の状態を変えなければいけないと思い、東京本社で働いている第二新卒の同期にすぐに相談しました。

「大阪事業所の雰囲気に耐えられない」
「誰にも相談できない」
と伝えると、彼は私の気持ちを理解してくれたうえで、もし辞めるならボーナスだけは貰っておけ
とアドバイスをくれました。これが9月の半ばの話。

迷いました。

ボーナスがもらえるのが12月中旬。それまであと3ヶ月も耐えられるのか?それなら早くやめてしまった方が良いのではないか?

悩みに悩んだ結果、私は12月末まで残ることを決めました。金銭的な問題ももちろんあったのですが、一番は「耐えられると思ったから」でした。

というのも、大阪・愛知を含めた全社員が集う、社の一大イベントが10月下旬に控えていたのです。

そこまで耐えれば、東京研修中にお世話になった人達に会える。アドバイスをくれた同期にも、ほかの同期たちにも会える。となれば。

(現在)9月半ば
→(1ヵ月後)10月下旬にイベント
→(さらに1ヵ月後)11月下旬に退職の相談
→(さらに1ヵ月後)12月末で退職

こうして、1ヵ月おきに区切りが作れます。
あと1ヵ月頑張れば。もうあと1ヵ月。

そうして手帳のカレンダーに毎日×印をつけながら
ボーナスをもらって私は退職しました。

にはまそ
にはまそ

苦しい3ヵ月間でしたが、耐えてよかったと思います。同期の言う通り、ボーナスをもらうことで金銭的・心理的負担は軽くなりました。

お金の話はこの後詳しく書きますが、もし退職を検討している方がいるなら、私も「ボーナスは貰っておけ」と伝えます。

さあ、仕事を辞めた後は、いよいよニート生活の開始です。

手持ち100万円でニート開始

ニート開始時、私の全財産は約100万円。ぶっちゃけ少ないです。期間にもよりますが、これからニートを考えている人はもう少し蓄えてからが良いと思います。

ここからは100万円の手持ちでの過ごし方、そして毎月の支出を紹介しますので、
ニートを考えている人は
ご自身の食費や家賃と照らし合わせて
いくら必要になるか試算してみてください。

ニート中の過ごし方

ずっと漢検や手話に挑戦したかったのでその勉強をしていました。

とはいえ、その時間はごくわずか。
せっかくストレスから解放された念願のニート生活です。基本的にはYoutubeを見て過ごしたり、ゲームで時間をつぶしたりと、ぐうたらしている時間がほとんどでした。

そんな私の一日の行動履歴はこちら。

12:30 起床
12:30 Youtube鑑賞
15:30 昼寝
17:00 ゲーム
21:00 夕飯・Youtube鑑賞
23:00 ゲーム
25:00 漫画アプリ
26:30 就寝

にはまそ
にはまそ

改めて書き出すと、こんなにも怠けていたのかと驚きです。

まったくストレスがなくなってしまうのも困りものですね。このときは何をする気も起きなくなっていました。

その結果、何か刺激が欲しくなったのかもしれません。ゲームへの課金が増えてしまい金がないくせに浪費を増やすという自傷行為に走ることに。

誰も自分を苦しめていないのに散財の罪悪感に苛まれることとなりました。

にはまそ
にはまそ

これから短期ニートになる人は、ニート中に何をするのかは明確にしておきましょう。

休むなら休む、資格の勉強をするなら期間を決めて取り組むなど、どうするのかを決めておかないと、

何もできないうえに心も休まらなくなってしまいます。

毎月の支出

浪費を増やしたと書きましたが、私のニート中の支出がこちら。

家賃    :60,000円
食費    :50,000円
水道・光熱費 : 7,000円
その他生活費:20,000円
娯楽費・課金:50,000円
計     : 187,000円/月

特に食費と娯楽費が多いなあと感じます。

今まで食費は35,000円前後だった私ですが、
ニート期間中に1.4倍にも増えていました

この理由は簡単。UberEatsや外食の利用が非常に多かったためです。食べたいものを我慢もせず注文しまくっていたのでそりゃ食費は膨らみますよね。

娯楽費の5万円はゲームへの課金が9割です。生活費用のお金を使ってしまっていたので我ながら馬鹿なことをしたと後悔しています。同時に、前職でのストレスの大きさを痛感しました。

にはまそ
にはまそ

何度も聞いた言葉かもしれませんが、お金は計画的に使いましょう。

お金が減る一方の状況で、金額を考えず娯楽のためだけに使うのは自分の首を絞めることにほかなりません。

課金のせいでお金の減りが早く、焦りが募ってゆく毎日。予定より2ヵ月も早くお金が底をつき、仕事を探さなければ生活ができなくなってしまいました。

その後は諸々あって携帯販売の仕事に就き、今に至ります。私のニート生活はここで終了しました。

今の会社にも思うところはありますが自分で稼げるようになるまでは様子を見るつもりです。

5カ月ニートの結果

さて、ニートをした結果、私がどうなったかというと

ただお金が減っていく形となり、当初やりたかったこと(芝居)もできず、焦りの募る毎日を過ごしました。

しかし、ストレスのある状態・ない状態を体験し、自分がどういう生き方をしたいか見つめなおす良い機会となりました。

  • 私は趣味としてやりたいこと(漢検、手話etc…)がたくさんあるので、その時間が欲しい
  • 私はほかの人と共感しながら仕事をしていきたい
  • でも共感できる考えが少ないから、基本的にクライアントワークはあまりしたくない
  • 誰かと一緒に仕事をするのも、動きが制限されるからやめておいた方がよさそう
  • 私は自分の時間が必要以上に奪われることを「仕事だから」では容認できない
  • でも稼ぐこと(≠労働)が楽しければ時間を費やせるかも

ニートにはメリット・デメリット両方ありますが、私はやってよかったと思っています。
INFPにとって、自己表現のための自己理解は何を置いても大事だと考えているからです。

「自分が」何をやったら楽しいのか。
満足できるのか。

主語が「I(私)」であるINFPが、それらを見失っているのは生きる上であまりに致命的。私はお金を失った代わりに自分を少し見つけられました。

こうしてブログを書いているのも、その延長上にあるのだと思います。

結論:やっぱり短期ニートはおすすめ

気になっているなら、やってみたいと思っているなら、ニートを経験するのは大いにありです。
私が体験して思ったのは、ニートで得られる時間は必要なものだったということ
今の生き方に疑問を感じている人は、一度立ち止まってみても良いのではと思います。

しかし、デメリットがないわけではありませんので、許容できるかどうかをしっかり見極めてからにしてくださいね。

◎メリット

  • 社会のストレスから解放される
  • 追い詰められている状況から逃げ出せる
  • 何したいか、どう生きたいか見つめなおせる

▲デメリット

  • お金が無くなっていく
  • 余裕も無くなっていく
  • あまりにストレスがなくて活力もなくなる
  • 人の目が気になる

※注意点

  • 期間中、どう過ごしたいかを決めてからニートに入るべし

最後に

今回は「5ヵ月ニート体験談」をお送りしました。

  • 生きづらさを感じ、社会から一度離れたい人
  • とにかく逃げ出したい人
  • どう生きたいかを見つめなおしたい人

当てはまる人は、短期ニートを検討してみてはいかがでしょうか。

INFPとして生きるあなたが自分を無碍にすることなく、少しでも生きやすい環境を作れるように、陰ながら応援しています。

ここまでご覧いただき、ありがとうございます。

にはまそ
にはまそ

あなたがニート・引きこもりを考えているなら、お金の問題は向き合わざるを得ないでしょう。INFPとお金の問題についてはこちらの記事でも紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

>>お金の管理が苦手なINFPこそ支出を見直すべき

 

プロフィール



にはまそ

福岡出身20代男。INFP。
新卒初心者でIT業界へ→空気が合わず体調崩しまくり9カ月で退社→5カ月間家庭教師しながら半ニート→携帯販売員2年半→IT再就職。
趣味はTRPG・マダミスを見ること(やりたい)や、海外スマホと格安SIMの情報収集。

INFPが時間的・精神的余裕を作るためにもがく様子を発信。
・思考の垂れ流し
・ゲーム制作日記

プロフィール



にはまそ

福岡出身20代男。INFP。
新卒初心者でIT業界へ→空気が合わず体調崩しまくり9カ月で退社→5カ月間家庭教師しながら半ニート→現在携帯販売員をしながらブログ勉強中。手取り約17万。
趣味はTRPG・マダミスを見ること(やりたい)や、海外スマホと格安SIMの情報収集。
その他ボウリング/手話/ボドゲ/手品/ヨーヨー/ポーカーなどやりたいので、挑戦する時間的・精神的余裕を作るためにブログ書きます。

INFPさんが
「夢や理想の生き方を叶えるまで」を応援する情報を発信。
・INFPの生活改善情報
・生活費維持のための格安SIM情報
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